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第9章 変化する気持ち

震える、というより、痙攣し始める瑠菜の足。

穴に指を入れ、内側から責めたてながら敏感な突起を責め続ける。

まだ絶頂を迎えて落ち着いていない時。

瑠菜は叫びにも似た声を上げ、背中を弓なりに仰け反らせて腰を浮かせた。


「あっ…ひゅ、うがさんっ」

「ククッ…出していいんですよ」


瑠菜の頭の中は真っ白になり、急に尿意に襲われた。

漏れちゃう…。

すると、日向は指を抜いて口を離した。

その瞬間、瑠菜は顔を歪ませて腰を浮かせる。

同時に、勢い良く透明な液を噴射した。


「龍が帰る前に掃除しなければ、バレてしまいますね」

「あぁ…はぁ…はぁ…」

「さて、もう一度…この感覚を忘れないように叩き込んであげましょう」


日向の指が二本、再び瑠菜の中へと吸い込まれる。

きゅっきゅっと瑠菜はリズムよく日向の指を締め付ける。


「日向さ…んっ」

「はい？まさかもうイクのですか？」

「…日向さん…」


切なげな声で日向の名を呼ぶ瑠菜。

頬は紅く染まり、涙のたまったうつろな瞳で訴える。

日向にはわかっていた。

瑠菜が、口づけや指ではなく、欲しがっているものがあることを。

でも、決して日向のほうからは切り出さなかった。

いつになく固く膨らんでいる突起を強く吸い上げながら、舌の腹のザラザラしたところで直接刺激する。

指は根元まで二本突き立て、内側のザラザラした部分を指の腹で強くこする。


瑠菜は止めどない快楽を与え続けられ、何度も潮を吹き、絶頂を迎えた。

しかし、欲しいものはもらえない。


ーーー日向さんのを、入れてほしい。

あの熱くて太いモノを奥まで入れて、無茶苦茶になるまで突いてほしい。


瑠菜の朦朧とする頭は、それだけを考えていた。



ガチャッ

玄関の扉が開く音がした。







「ただいまー。瑠菜ちゃん、遅くなってごめんねー」



城へ戻っていた龍が帰宅し、リビングでの光景を見て、固まった。