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囚われの城
第4章 新しい世界
翌日、館内放送で全員が遊戯室に召集された。
遊戯室は丸い部屋で、真ん中にステージとベッドがあり、モニターとカメラが数多く設置された部屋。
着替えて向かうと、まるでボクシングの試合でもやるかのようにセットされていた。
ステージを囲うように椅子が並べられ、ステージにはスポットライト。
先輩メイドに促され、瑠菜はミカンと隣り合わせに座る。
メイドたちが全員座ると、黎明がステージに上がった。
「ある二人の最後の決意だ。これを最後に、二人は会うこともなくなる。来い、エリ!」
現れたのは、白いワンピース一枚を着て、綺麗な化粧をした、エリ。
黎明は荒々しくエリのワンピースをたくしあげ、注射器を取り出した。
それを見た瑠菜は、恐怖のあまりミカンの腕を掴んだ。
「お前たちも知っている媚薬だ」
黎明はエリの乳首に注射器を突き刺した。
途端にエリの顔は歪む。
「足を開け」
「はい、ご主人様」
エリはベッドに腰掛け、足を開く。
エリの秘部が露になり、黎明は迷うことなく注射器を向けた。
ヒダの両側に注射が打たれると、最後に一番敏感な蕾へと針を刺す。
痛みに抗体のないエリは声にならない叫びをあげた。
「リナをここへ」
「……エリ!」
リナはエリを見つけると駆け寄った。
リナが来た方を見ると、龍が腕組みをし、険しい顔で座っていた。
昨日の夜、龍はリナを部屋に呼んでいた。
何があったんだろう……。
「リナとエリは恋仲だそうだ。それを、俺たちの前で披露してくれるそうだ」
黎明はまるでばかにしているかのように吐き捨て、ステージを降りた。
同時にホールのモニターが作動し、カメラが動き始めた。
エリとリナの様子が変わってきた。
なにもしていないのに息があがり、顔が赤くなって目が虚ろになってきている。