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囚われの城
第1章 プロローグ
「小指を挿れてみればわかりますよ」
瑠菜を抱えながら男が冷たく言い放つ。
瑠菜は目から大粒の涙を流し、精一杯暴れた。
それでも大の男の力の前では無力だった。
「あ!い、痛い!やだ、やめてよ!いやあぁぁあ!」
小指を口に含んで濡らした男は、瑠菜の小さなピンク色の肉の穴へと差し込んでいく。
紛れもない処女の瑠菜は、恥ずかしさと信じがたい男の行動に泣きわめいた。
「お願い!もうやめて!やめて!日向さん、やめて!」
「おっと、お母さん……じっとしていてくださいよ」
その時、現実逃避していた母親が、瑠菜を抱える男の足にしがみついた。
日向というのは、この男。
20代前半なのだが何事にも迷いがなく、常にドンと構えている。
「日向くん、これは処女で間違いないよ」
「ありがとうございます」
指を瑠菜に突っ込んでいた男が自信満々でそう言ったので、日向はゆっくりと瑠菜をおろした。
そして今度は、顔をくしゃくしゃにして泣く母親に目線を合わせる。
「瑠菜ちゃんは桐原財閥で買い取っていただくことになっております。9歳~12歳枠でルックス、スタイルはAというランクで確定1200万。更に体、心ともに傷もなく、処女ということでプラス1500万。先程の態度からある程度従順な性格ということでプラス620万。合わせて3320万」
「……うっうっ」
「桐原財閥は仏のような心の広さがあります。あなたがもう二度と瑠菜ちゃんに会わなければ、あなたの借金全額と、1000万をプレゼントしたいそうです。瑠菜ちゃんは屋敷で肉奴隷となり、主人に命を預けていただきます。屋敷でどんなことをされるか、大人のあなたならおわかりでしょう」
「え?二度と?もう二度と瑠菜に会えないの?そんなの、そんなのいやあぁ!」
母親は発狂したかのように叫び続けた。
そんな母親を、日向はひどく冷めた目で見下ろしていた。
「それが嫌ならばあなたに働いてもらうまでです。29歳でGランク。体が壊れるまで違法ソープで働いていただき、クスリ漬けになってぼろ雑巾になるまで使い果たします。そのときは瑠菜ちゃんは勘弁してさしあげましょう」
「違法………ソープ……?」