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囚われの城
第7章 ―――ミカンの見た世界
白戸は歪んだ笑顔でユイさんに語りかける。
『テレビで見るのと付き合って見るのでは、人間って全然違うよね。なにが恋愛禁止のみんなのアイドルだよって。笑っちゃうよ』
白戸はスマホを取り出し、何かを探し始めた。
薄暗い中でスマホをいじるので、不気味に白戸の顔が照らされていた。
『見なよ。みんなのアイドルとやらが、一人の男のチンコをねだる瞬間』
白戸は動画を再生し始めた。
スタイル抜群の美女が、下からのアングルで頬を紅潮させ、色っぽい表情を浮かべている。
『はる、撮らないでよ…あっ!』
『お前エロすぎ。いつもみてぇにやれよ』
『それ、ネットに流さないでよ?』
『流しはしねぇよ。知り合いに見せるだけだよ』
『えぇ?ちょ、はるっ…そんなにしたら…!』
動画は今一番人気のアイドルグループの、一番有名な少女の情事を映し続ける。
紅く膨らんだ蕾や、濡れてパックリと開いた女性器も白戸との接合部分まで鮮明に。
約10分にも及ぶ動画を見続けることは、ある意味で酷だった。
その他にも、数人の有名人との情事を録画した動画を見せられた。
『俺、ぶっちゃけ言っちゃうとさ、ノーマルは飽きたんだよ』
『……』
『普段できねぇようなことがしたいわけ。ノーマルなら、芸能人ともできるんだよね。だから、あんたたち5人に協力してもらおうと思って』