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囚われの城
第7章 ―――ミカンの見た世界
白戸はユイさん以外のメイドを、コンクリートでできた椅子に拘束し始めた。
痛いくらいに椅子に縛り付けられた手首。
足はM字で、膝の裏を紐で縛られたため、足を閉じることができない。
かなり恥ずかしい体勢。
『今日はちょっとゲームをしてもらうよ。まず、このジュースを飲んで。きみが、飲ませてあげて』
白戸はユイさんにペットボトルを渡した。
ユイさんは手の使えないあたしたちに、少しずつジュースを飲ませてくれた。
そのジュースは、オレンジみたいな味だった。
『きみはそれを飲んじゃダメだよ』
『はい』
『じゃあ、まずはこれを試してみようかな』
白戸が取り出したのは、白いろうそく。
それに火を灯すと、あたしの隣のメイドの上でろうそくを傾けた。
炎によって溶けた蝋が、水滴のようにこぼれてメイドの内太ももへと垂れた。
『ぎゃー!!』
耳をつんざくような悲鳴。
痛みに免疫のないメイドは、続けざまに来る熱い蝋に、頭を振り乱して叫んでいる。
このろうそくは市販されている普通のろうそく。
SMで使われる低温のものとは違う。
『あははははっ!どう?気持ちいい?もっと泣けよ!』
白戸は気味の悪い笑みを浮かべながら、垂らす蝋を女性器へと近づけていく。
だんだんとメイドの目が変わってきた。
とろんとし始め、叫び声も甘いものに変わりつつある。
あたしも体が火照るのを感じていた。
『ここに欲しいんだろ?くれてやるよ!』
白戸がメイドのさらけ出された秘部へと蝋を垂らす。
メイドは、獣のような叫び声で逃れようと必死に体をよじらせた。
熱い蝋は、メイドの体に落ちると白く固まった。