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囚われの城
第8章 オンナ


日向は腰を艶かしくゆっくり動かす。

完全に抜ける寸前で、また奥深くまで腰を沈める。

少しだけ、日向の表情がうっとりとしていた。

瑠菜は痛みに支配されていたが、その日向の表情で下腹部がきゅんとなるのを感じた。


「はぁ…これはすごい…」

「ん…」

「主に渡された薬は飲んでいますね?」

「…はい」


瑠菜の返事を待たずに、日向はズンッと一気に瑠菜を突き上げた。

ゆっくりだったストロークは急に激しくなり、瑠菜の細い腰をがっちり持って激しく突き立てる。

激しい痛みの連続。

それなのに、その痛みが続くとへその裏あたりが切なく疼いた。


「…あぁっ」

「もうよくなったんですか?」

「はぁっ、あっ…」


日向は瑠菜の上に覆いかぶさるようにして、深いキスをしながら腰をふる。

たまに漏れる日向の声と、乱れた呼吸。

それを感じると、瑠菜はきゅっと日向を締め付ける。


自分でも感じていた。

痛みの中にある、夢を見ているかのような浮遊感。

ある一点に日向の猛りが当たると感じる、「もっとそこをしてほしい」という気持ち。


「処女を失って数分でここまでくるとは…」


日向は上半身を起こし、瑠菜の足首を持ち、大きく開いた。

腰を打ち付けながら、どこかを探るように角度を変える。

足を持ち上げられ突かれると、さらに奥まで当たる。


「イキ顔、よく見せていただきますよ」


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