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恋はいつも当然に
第10章 募る想い
2人で妄想した2日後。
私は早番で西原さんが夜勤の日。
その日、私は仕事のあとにサッカーの試合を見に行くことにしていた。
スタジアムは施設からバス10分のところにある。
朝は家まで車で来て、スタジアムまではバスで行って、試合後バスで施設まで戻ってまた家まで車で帰る、っていう予定を立てていた。

サッカーはまったりと見た。
久々のスタジアムだったから、久々に会う知り合いに会ったりしてそれなりに満足した。
さらに、今日は車で帰るから久々にゆっくり最後まで試合を見た。
試合はなんとか勝って、気分良くなった。
これで車じゃなければビール飲めたのに……と思いつつ、バス停で長蛇の列に並んだ。
施設近くのバス停で降りて、少し休憩がてら施設に顔を出した。
そしたらちょうど梶さんと会った。

梶「あら、美月ちゃん。どうした……あぁ。なるほど。」

どうやら梶さんは最近の私の変化に気づいていたみたいだ。
行っておいで♪
そう優しく梶さんは言ってくれて、私は西原さんに会いに行った。
確かに最近、西原さんの話題にすることが多かったこともあり、梶さんは勘づいていたみたいだ。

私「西原さん……」
西原「田中さん……。お疲れ様です」

少し驚いた表情で、西原さんは私に向かって丁寧にお辞儀をした。
案の定、西原さんは仕事モードになっていた。
呼び方も姫ではなく、苗字だったし。
当たり前か……。

私「少し休んでいっても良いですか?」
西原「どうぞ」

掃除をする西原さんの横顔を見つめながら私はどこか寂しい気持ちになった。
ただ、黙々と仕事をする西原さんが分からなくなってきた。
百歩譲って、仕事モードになるのは良いけどさ……、今日の試合行ったこと知ってるんだからさ、「試合どうだった?」とか聞いてくれたって良いじゃない。
そこまで思って私って重いのかな?
別に付き合ってもいない相手にそこまで求めるのおかしいのかな?
そう思った。

ダメだ。
今日は帰ろう。

私「西原さん、今日は帰ります。すみません、仕事の邪魔しちゃって」
西原「そう?邪魔だとは思って無いけど、気をつけて帰るんだよ。夜の運転は危ないからね」

今さら優しくしたって……。
そう思い外に出た。
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