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禁断背徳の鎖外伝・影の功労者
第6章 潜入
総司の感のお陰で、キャリアと機種が特定出来た。
後は・・・
「大丈夫かな?」
「しっかり20代前半には見えますけど?」
「そこが問題じゃ無くて‥‥」
「話し方‥
ドジらないで下さい瑠衣?」
「うっ‥‥はぁー」
吉田春夫は休日の日曜日、必ずといって良い程、昼飯を食べに同じ定食屋に行く。
そして、これも毎回同じでカウンターに座り30分程滞在‥
そこを狙うつもり。
流石に男じゃ感じ悪いので、若い女が座り携帯を拝借、店を出るまでにデーターコピーし元に戻す計画。
サクラの女は勿論自分、遠藤には絶対に言えないよ‥自分が女だって‥‥
さも大学生くらいの女の格好‥敢えてあのお嬢さんに似せて、髪は腰まであるストレートロングに清涼感がある服装。
髪が重いのは、この際言いっこ無し・・・
目当ての定食屋の近くで張って、1時間くらい過ぎた頃‥
漸く吉田春夫が定食屋に姿を現した。
「行こう総司、上手く受け取ってよ?」
「同じ言葉を返します瑠衣?」
こういう時は意気投合、伊達にパートナーをやってる訳じゃ無い。