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禁断背徳の鎖外伝・影の功労者
第6章 潜入
数日後、改めて吉田春夫のアパートに侵入‥
鍵?そんな物は自分には関係無い。
(パソコンは‥
やっぱりパスワードロックが掛かってる)
これを開ける程の、自分のコンピューター関連の腕は無い‥
これは専門の、遠藤や早乙女会長に任せるべき。
自分のやるべき事は、他に記憶媒体が無いか探る事、こちらにチェンジ。
(ゲームって訳でも無く、録画再生機器もカードスロットが無い‥
外部の記録機器も‥‥)
もう少し何かあると思ったが、予想以上に機械類が無い事に気付いた。
(まさか‥機械音痴?)
予測の範囲だけど、此処まで何も無いとそう思ってしまう。
(まあ良いけど‥
自分的には、余計な手前が省けるし‥‥)
何も無いなら、この場所に用事も無い‥
サッサと帰って、報告書を作った方がよっぽどマシだ。
「骨折り損・・・」
「無いと分かっただけ収穫でしょう?」
「まあ・・・」
報告書の最後の1枚を上げ、漸くデスクから解放。
「・・・
これでどう判断するのかな?」
「証拠はまだ吉田春夫の手の内です‥
簡単には動けない‥違いますか瑠衣?」
「確かに‥
向こうから証拠を差し出す状況を作らないと、お嬢さんは何時まで経っても捕らわれたまま‥」
何か策はあるんだろうか‥‥早乙女会長は・・・