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禁断背徳の鎖外伝・影の功労者
第6章 潜入
そのまま何食わぬ顔で、瑠衣の後ろを通り過ぎる‥
勿論後ろに来た時に、瑠衣の鞄に携帯端末を入れるのを忘れない。
瑠衣の方も、もう一度水を汲む動きをし、吉田春夫に携帯端末を戻す事に成功。
その後1分足らずで、吉田春夫は定食屋を出た‥
本当にギリギリのタイミング。
「危なかったですねぇー」
「時間‥掛かったの?」
「枚数が多くて‥」
ターゲットが居なくなったので、堂々と瑠衣の隣に座り昼食タイム。
「全部?」
「ええ全部です」
「そう‥良かった‥」
仕事の話は此処まで、後は普通に定食を食べ、お礼を言ってから定食屋を出た。
「携帯端末の方はオッケー!
後は家の捜索、これは自分の範囲だよね総司?」
「私より身軽ですから・・・」
「夜学授業中に忍び込む、これで証拠が全部出揃うのかぁ」
携帯端末はビンゴ‥
お嬢さんの他に、多数の女性の陵辱画像があった。
それにしても‥あんな最低なやり方は許せない‥
服を裂かれ縛り首を絞め、気を失って床に転がされていたお嬢さんの姿。
あれは、自分じゃ無くても腹が立つと思う。