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禁断背徳の鎖外伝・影の功労者
第7章 暗躍



「やっぱり撤収を考えたら、ハンディカムでしょう?
固定だと、もし戻って来た時にヤバいし‥」


「ですがハンディですと、向きが固定ですね橘?」


何故、橘とこんな話になっているかと言うと‥


会長の策略・・・


危険だが美紀様を囮に使い、吉田春夫に対する脅しの材料を作る。


つまりカメラで行為を撮影する‥勿論美紀様に危害が無い範囲で。



「今はハンディでも、小型三脚で視点は変えられる‥
絶対条件に、近くで遠隔操作って問題はあるけど‥‥」


「どれくらいの範囲ですか?」


「10メートル以上はあると思う」


「でしたら、ラブホの2部屋を押さえれば問題ありません‥
あのラブホは傘下です、行動開始まで押さえていられますので‥‥」


吉田春夫が使うラブホは、グループ傘下の1つ、だからオーナー側になる会長は、好きに部屋を押さえる事が出来る。


多分決行当日は、ラブホ全体を押さえる事になりそうですが。



「それだったら、下準備は念入りに出来るね遠藤、脱出用にスモークも付けるんでしょう?」


「私は、その手はとんと‥‥」


「そこは無害な物を自分が用意するよ‥
後はやっぱり、遠隔でスモークを出す仕組みが必要」



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