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禁断背徳の鎖外伝・影の功労者
第7章 暗躍
「橘今ですっ!!」
今が絶好の機会と踏み、橘にGOサイン!
そうしたら橘は直ぐに部屋の中に飛び込んだ!!
『このっ!!
待ちやがれっっ!!』
『冗談!
誰が待つもんか、この子は自分が気に入ったから貰って行く、付いて来られるんならば付いて来てみな!!』
橘はそう啖呵を切り、美紀様の手を掴み、一気に通路に出てラブホの外まで走る!
「・・・・
また‥凄い言い草ですね・・・」
私ですら驚く程の大暴言・・
美紀様の事に関しては、橘もかなり心配していたから、その鬱憤がああして口に出たとは思うが・・
「・・・それに吉田春夫も乗りましたか・・
全く橘は計算尽くで・・・」
追われるのも計算の内だと私は判断‥
それだけ橘には自信がある証拠。
予想通りに2人を追って、吉田春夫も部屋から通路に出て走り出している。
これで私の方は後始末がしやすくなる‥
此処まで橘は考えていたとは‥あの行動力は学生時代と全く変わっていない。