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禁断背徳の鎖外伝・影の功労者
第2章 発端
始まりは、突然掛かって来た1本の電話・・・
"プル‥プル‥プル‥"
「ん?
電話??
しかもプライベート端末だし‥‥」
この番号を教えたのは、本当に数少ない‥
ディスプレイを見れば、偶に連絡を寄越す、自分に取れば‥まあ、学友?
ちょっと興味を示して潜り込んだ高校の同級生、それから僅かながらでも連絡を取っている珍しい奴。
少し迷ってから、自分は遠藤からの電話を受ける事にした・・
「・・遠藤??」
『久しぶりですね橘‥
今日は少々相談があって連絡をしましたが、構わないですか?』
その珍しい奴‥遠藤伊織って言うんだけど、今は早乙女会長の第1秘書って‥出世したね、話し方もすっかり変わったし。
「良いけど、自分になんの用?」
『前に探偵みたいな、ボディーガードみたいな事をやっていると、言っていましたね?』
あー前に言った・・
本当の事を言えないから、とりあえずとそれで誤魔化した記憶は‥ある。