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禁断背徳の鎖外伝・影の功労者
第2章 発端



「うん、開店休業的な感じだけど、一応やってる」


『でしたら、仕事を頼んでいいですか?
勿論秘密厳守第一、そして少々面倒な制限も付きますが‥‥』


遠藤なんか言いにくそうな雰囲気‥


それに制限って??



「秘守義務は当たり前の話、話したら終わりの商売なんだし‥
それにしても制限って?」


『仕事内容的に言えば、そこまで難しい事では無いんですが‥
相手は会長に連なる方なので、契約しなければ話せませんね』


会長‥早乙女会長かぁ‥


姿を見せないっていう、世間的には謎の人物、その会長に連なる方?



「で、自分はどうしたら?
契約は誰とするの??
それをはっきりして貰わないと、どうしようも無いよ遠藤??」


『・・・
内容は‥ある男の素行と、隠し持っているであろう証拠の洗い出し‥
契約は会長自身がお会いし、橘と話してから決めると言っています』


会長自身・・・


それに証拠って、かなりヤバい話になってない?


あ‥だから自分か‥
遠藤も信用出来る奴じゃないと依頼し難い、それに会長を頷かせるのも大変だと思う。


だから受ける気になった、自分的にも凄く気になったから・・・



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