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優しいヒトに虐められてます。
第7章 おねだり
再びハルが呼び出されたのは
それから三日後のことだった。

ハルが事務所のドアを開けると
音で気付いたのか、奥の部屋から
大津川が顔を出した。
「どう? 機嫌は直ってる?」

「直ってません」
正直、丸二日も音沙汰なしだと
怒りもすっかり冷めてしまうのだが
簡単に機嫌が直る女だと思われるのも癪なので
むっとした表情を作っておく。

「ありゃりゃ。この前は本当に悪かったと思ってるよ。
だから、今度はなるべく君が恥ずかしくないように
胸の開発をできる方法を考えたんだ」

「開発……」
「ん? 開発でしょ?」

いや、確かにそうかもしれないけど。
そういう言い方はちょっと嫌らしいというか……
ハルはだんだん怪しく思えてきた。
また何か恥ずかしいことさせるんじゃ……

「で、その方法って何ですか」
「うん。君に自慰行為をしてもらうだけだよ」
「えッ……!」

「あ、いや、もちろん自宅でもいいし
ここのトイレとかでもいいから。
ただし、クリへの刺激はこのローターのみ」
彼が手のひらのローターを見せる。
「強弱は変えられるけど、全体的に振動が弱くなるよう
改造してある。すぐイッちゃ開発できないからね」

この二日まったく音沙汰がなかったのは
改造していたからだろうか……

「んで、クリにローター当てながら自分で
胸を愛撫する。胸を愛撫しながらイけば
感じやすくなるかな、って道理」
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