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優しいヒトに虐められてます。
第8章 下ネタしりとり
彼はハルの真上から、じっと
ハルの顔だけを見下ろしてくる。
ドクッ……ドクッ……ドクッ……ドクッ……
やだっ、なんでドキドキしちゃってるの……
私、トウキくんの好みの女性なんかじゃないのに……
私なんかがドキドキしても、トウキくんは……
「あ、あの……どうしたの急に……」
煩わしい心中から逃れるように声をかける。
しかし、彼は口をつぐんだままそれには答えない。
どうしたんだろう……
怪訝に思うハルの眼前で彼の顔が揺れたかと思うと――
不意に彼の顔が近づいてきて
がっ、とハルの身体が強く抱きしめられる感覚と共に
彼の顔が視界から消えた。
視界の下側に、彼の髪と肩が見切れるように映っている。
身体がポカポカと温かい。
ハルは何をされているのかわからなかったが
何が起きているのかはわかった。
あぁ……私いま、トウキくんと重なってるんだ……
わからないのは、『なぜ』?
彼の鼓動が聞こえる。
きっと私の鼓動も……このドキドキも……向こうに聞こえてる。
ハルの顔だけを見下ろしてくる。
ドクッ……ドクッ……ドクッ……ドクッ……
やだっ、なんでドキドキしちゃってるの……
私、トウキくんの好みの女性なんかじゃないのに……
私なんかがドキドキしても、トウキくんは……
「あ、あの……どうしたの急に……」
煩わしい心中から逃れるように声をかける。
しかし、彼は口をつぐんだままそれには答えない。
どうしたんだろう……
怪訝に思うハルの眼前で彼の顔が揺れたかと思うと――
不意に彼の顔が近づいてきて
がっ、とハルの身体が強く抱きしめられる感覚と共に
彼の顔が視界から消えた。
視界の下側に、彼の髪と肩が見切れるように映っている。
身体がポカポカと温かい。
ハルは何をされているのかわからなかったが
何が起きているのかはわかった。
あぁ……私いま、トウキくんと重なってるんだ……
わからないのは、『なぜ』?
彼の鼓動が聞こえる。
きっと私の鼓動も……このドキドキも……向こうに聞こえてる。