この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
しばらくすると、ハルが
急に声を上げた。

「ええー!? そんなぁ…
トウキくんみたいなこと、しないでよ…」

モニターを見ると、監督が少女に
待機の指示を出したところだった。

あぁ、まだここか。

「まあ、このVRを作ったのは僕だからね。
登場人物も、そりゃあ僕みたいな
行動を取る人もいるよ」

トウキはふと疲れを感じ
両腕を休めて椅子に腰かけた。

「トウキくん……本物のトウキくんは
今どうしてるかな」
「ハルと同じく、休んでるよ」
ハルの顔を見つめながら
穏やかな声で答える。

「ごめんね、恋人じゃないのに。
でも、トウキくん以外、考えられないや」
「っ……!」

ハル……

唐突に、トウキはハルの唇に
熱い口付けをしたくなった。
腰を浮かせて身を乗り出し
今にもそうしてしまいそうだった。
だが、思いとどまる。

ハル、君が僕のことを
そんな風に思ってくれて
心の底から嬉しいよ。

でも、ハルのその思いは
きっと本物じゃない。

僕らが恋人になってしまったら
ロマンチストのハルは
きっと後で後悔することになる。

これが、ハルの求めていた
本物の恋じゃないことに気付いて。
/896ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ