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第4章 始まる快楽と恥

「はい、いったん止めます」

トウキはそう言ってローターを止める。

データを確認する。

どちらかの乳首の感度が高い場合
自慰の時に片方の手でクリトリスを刺激し
もう片方で感度の高い方の乳首を
弄っている可能性がある。

ハルの場合は両方の乳首の感度に
差は見られなかった。

つまりオナニーの時は
乳首はあまり弄らないのかな……

断言はできないが
想像するだけで下腹部が
膨らんでしまいそうだった。

「はい、じゃあ今度は左右両方ね」

トウキがスイッチを押すと
ハルの表情が硬くなった。

身体の横に置いた両手が
寝台のシーツをつまんでいた。

トウキは膨らみ始めたソレを見られないよう
椅子を反転させて背を向けた。