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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
「まずは、女の身体を気持ちよくなれる状態に
もっていくことから始めろ。
いきなりナカを掻きまわされるのは
勃ってもいないペニスを
握りつぶされるのと同じようなものだ」

兄のたとえに、ナツが初めて
身震いした気配があった。
涙を浮かべるアキを一瞥し、悪く感じたように
目を細める。

「……気持ちよくなれる状態って、なんだよ」
ナツが折れたようだった。
兄の助言を受け入れる形で聞いたらしい。

「まずは身体を優しく触ってやれ。キスでもいい。
胸なんかは特に慎重にな」
ナツは不承不承という感じで
兄の助言を実行した。

アキの身体をぎこちない手つきで
優しく撫で、「悪かった」と囁いてから
そっとキスをした。

アキの反応は明らかに違った。
ギャップもあったのだろうが
ナツの危険な雰囲気が消え、精神的に
受け入れられる態勢が整ったようだった。
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