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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
「んじゃ、俺が本当にハルを気持ちよくできてるか
みんなに見てもらって、証人になってもらうよ」

(みんな? 証人?)

ナツが「出て来い」と一声かけると
どこからともなく森の住人たちが姿を現した。

くま、ねずみ、きつね、たぬき、いぬ、すずめ……
様々な動物たちがモチーフの衣装に身を包んだ
森の住人たちが、ぞろぞろ出てくる。

「え、え、どういうこと!?」
「戻ってくる道中、声をかけてきた」

(いや、そういうことじゃなくて!
この人たち、ギャラリーのみんなじゃん!!)

気付けば、ギャラリースペースは空っぽだった。

(まさか、ここでエキストラ参加させるために
ギャラリー呼んでたの!?
っていうかこの人たちに全部見せるの!?
ハッ!!)

少女はふと思い出したように胸と股間を隠した。

「はっはっは。森のみんななんだ。
別に隠すことないだろ」
ナツが笑いながら恥部を隠す手を剥がそうとする。

(いやいやいや!!
森のみんなでも隠すでしょッ!!)

結局、ナツに腕を剥がされ、挙句の果てに
監督から隠すなと注意を受ける。
手は頭の横に置いて空を握りしめていることしか
できなくなった。

森の住人たちの視線が容赦なく
身体中を嘗め回してくる。
何か指示を出されているのか、まったく
表情に出さないのが不気味だった。

(うぅぅ~~~ッ!!)
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