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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
ハルが股間に手を伸ばした。
さっとそれを掴んで止める。

「やだっ! 放して!」
「ダメだよ、もうやめないと」

「やらせてくれないなら
トウキくんが気持ちよくしてよ」
「ハル……」

ハルが腕を解こうと力を入れ始めた。
「ハル。こっちを向いて」
「なに……っ!」

トウキはハルの唇を奪った。

「んっ……」
ハルの手から力が抜け、放してやると
トウキの背中に回してきつく抱きしめた。

トウキが無理やり唇を離す。
「もっと……もっとして……」
「オナニーするかキスするか、自分で選んで」

一瞬ハルの表情が揺らいだ。
そして――
「キス、したい……」

トウキはもう一度ハルの唇に自分の唇を重ねた。

ハルの心を満たす深く濃厚なキスを
数分間に渡って続けた。

腕がプルプルしてきて
そっと、唇を離す。
腕と腹の筋力が限界だったが
それはおくびにも出さなかった。

「今度こそ、落ち着いた?」
「うん……ありがと」

「ハルを正常の状態に戻すまでが
これを作った僕の義務だからね」
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