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優しいヒトに虐められてます。
第12章 お風呂にて・・・
右手を彼の右肩に置かせてもらってバランスを取り
そのまま左手のタオルで彼の胸部を洗う。
「うーん……なんか力入んない……」
せっかく彼の身体を洗ってあげているのに
ちゃんとできないのは悔恨が残りそうだった。
ハルは膝立ちになり、もっと前のめりになった。
正面の鏡に、ハルの顔が映った。
「あ、覗かないからね」
右手も彼の脇から差し込み、彼の身体の前で
タオルを両手に握った。
そして言う。
「あ…あの…背中、あんまり気にしないでね」
ハルは力が入るよう、彼の前に回した両手を
自分の方へ強く引き寄せながら
腰を上下させて体重で彼の身体の前面を洗った。
「お、おいハル…
なんか当たってる気がするんだけど」
「気にしないでってば!
これが……一番力入るんだもん……」
図らずも、ハルは彼の身体を前後両方から
同時に洗うことになった。
前はハルの両手のタオルで。
そして後ろは――。
「貧相とか言わないでね」
「言わないよ! っていうかそんな余裕ないし……」
彼の微かな吐息が聞こえるようだった。
まあハルの妄想だが。
そのまま左手のタオルで彼の胸部を洗う。
「うーん……なんか力入んない……」
せっかく彼の身体を洗ってあげているのに
ちゃんとできないのは悔恨が残りそうだった。
ハルは膝立ちになり、もっと前のめりになった。
正面の鏡に、ハルの顔が映った。
「あ、覗かないからね」
右手も彼の脇から差し込み、彼の身体の前で
タオルを両手に握った。
そして言う。
「あ…あの…背中、あんまり気にしないでね」
ハルは力が入るよう、彼の前に回した両手を
自分の方へ強く引き寄せながら
腰を上下させて体重で彼の身体の前面を洗った。
「お、おいハル…
なんか当たってる気がするんだけど」
「気にしないでってば!
これが……一番力入るんだもん……」
図らずも、ハルは彼の身体を前後両方から
同時に洗うことになった。
前はハルの両手のタオルで。
そして後ろは――。
「貧相とか言わないでね」
「言わないよ! っていうかそんな余裕ないし……」
彼の微かな吐息が聞こえるようだった。
まあハルの妄想だが。