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優しいヒトに虐められてます。
第14章 初めての看病
――風邪を引いたことがわかった翌朝。
重たい頭を上げて目を開けると、そこには
ダークスーツのイケメン執事の姿があった。
「なんだ……まだ夢か」
もう一度寝に入る。
「夢ではありませんよ、お嬢様」
「……」
「……」
「……え」
「一昨日と一昨昨日のお礼に、と思いましたが
お気に召されないようでしたら戻しましょう」
「……いや」
ハルは親指を立てて見せ、ちょっとはにかんだ笑みを見せた。
……めっちゃいい。
病人最高。
「では、お目覚めのキスを」
イケメン執事に口づけされる。
ハルはその時察した。
これはたぶんすぐには治らないな、と。
同時に、それを心から喜んだ。
――そして数日後。
ハルの風邪が完治したところで
二人の関係に転機が訪れることとなる……
重たい頭を上げて目を開けると、そこには
ダークスーツのイケメン執事の姿があった。
「なんだ……まだ夢か」
もう一度寝に入る。
「夢ではありませんよ、お嬢様」
「……」
「……」
「……え」
「一昨日と一昨昨日のお礼に、と思いましたが
お気に召されないようでしたら戻しましょう」
「……いや」
ハルは親指を立てて見せ、ちょっとはにかんだ笑みを見せた。
……めっちゃいい。
病人最高。
「では、お目覚めのキスを」
イケメン執事に口づけされる。
ハルはその時察した。
これはたぶんすぐには治らないな、と。
同時に、それを心から喜んだ。
――そして数日後。
ハルの風邪が完治したところで
二人の関係に転機が訪れることとなる……