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優しいヒトに虐められてます。
第15章 彼のとっておき、そして・・・
「えっ、何その怪しいもの」
「あっ、やっぱ怪しい?
これ、催淫剤。いわゆる媚薬ってやつ。
気になって知らない個人から買ったんだけど
効果あるのかまだ試してなくて」

「ええー。危なくないの?
麻薬とかやめてよ? そういう趣味ないから」
「いや、さすがに麻薬はあんな人目に付くネット上で
売ったりしないだろ。まあ安かったし、確かに偽物かもな」

芹沢は抵抗気味のミカに気を遣って
少量の液体を薄く延ばして
ゆっくり全身の肌に塗布した。
「こんだけ薄いと効果あってもわかんないかなー」
もうちょっと塗っていい、と聞こうとしたところで
ミカの異変に気付く。

「なんか……変な気分になってきたかも……」
「え……マジ?」
ミカがコクン、と頷く。
顔が赤くなって、ミカは何も言わずに
自分の股間を触り出した。

「え……いや、そんな演技する必要ないよ?
別に偽物なら偽物でいいし。
憂さ晴らしに買っただけだから」
ミカが潤んだ瞳で芹沢に首を振る。
「……違う。なんかヤバいかも……」
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