この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
優しいヒトに虐められてます。
第15章 彼のとっておき、そして・・・
チサトとナホの予約が入っている時間の30分前に
芹沢は黒いリュックを背負って裏口から事務室に入った。
数人のスタッフが事務処理をしたり
倉庫の備品を整理したりしている。
芹沢がリュックを自分の机に置いたところで
赤石が声をかけてきた。
「お前、いつも何でそんなリュック背負ってるんだ?
仕事に必要なものでこっちにないものあるのか?」
「俺、たまにしか家に帰らない派だから。着替えとか
歯ブラシとかいろいろこれに入れてんだよ」
赤石が眉をしかめた。
「接客業なんだから身なりは清潔にしておけよ」
「一度着た服とかはさすがにビニールに入れて分けてるっつの」
ほら、と言ってリュックの中を見せる。
「いや、脱いだ服はすぐに選択しろよな……ん?
それなんだ? 整髪料か何かか?」
芹沢は自分でも覗き込んだ。
黒いラベルのボトル。
「あ」
「ん?」
「いや、これはまあ……あれだな、最近手持ちのセフレに
使うために買ったいわゆる媚薬ってやつだ」
芹沢は少し悩んだ結果、結局素直に言った。
芹沢は黒いリュックを背負って裏口から事務室に入った。
数人のスタッフが事務処理をしたり
倉庫の備品を整理したりしている。
芹沢がリュックを自分の机に置いたところで
赤石が声をかけてきた。
「お前、いつも何でそんなリュック背負ってるんだ?
仕事に必要なものでこっちにないものあるのか?」
「俺、たまにしか家に帰らない派だから。着替えとか
歯ブラシとかいろいろこれに入れてんだよ」
赤石が眉をしかめた。
「接客業なんだから身なりは清潔にしておけよ」
「一度着た服とかはさすがにビニールに入れて分けてるっつの」
ほら、と言ってリュックの中を見せる。
「いや、脱いだ服はすぐに選択しろよな……ん?
それなんだ? 整髪料か何かか?」
芹沢は自分でも覗き込んだ。
黒いラベルのボトル。
「あ」
「ん?」
「いや、これはまあ……あれだな、最近手持ちのセフレに
使うために買ったいわゆる媚薬ってやつだ」
芹沢は少し悩んだ結果、結局素直に言った。