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優しいヒトに虐められてます。
第15章 彼のとっておき、そして・・・
私好みのAVを見てこの程度だったのに
どうやってそういう気分にさせるの……
無理やりキスとかエッチなことされても
そう簡単にそういう気分になんて――
まあ、なることはなっちゃうのかな……
ハルは自分の大津川への貪欲さに呆れた。
おそらくどんな気分の時でも、彼に虐められたら
すぐにそういう気分にさせられてしまうのだろう。
そんなことを考えていたおかげで、てっきり
そういうことをされるのかと思っていたが
彼が持ち出したのは意外にもアイマスクだった。
これで興奮を煽るつもり……?
「まあ、だいたいハルの考えている通りだよ」
大津川が読んだように言う。
「とりあえずそれ着けて仰向けになってくれる?
イヤって言うなら指示です、って付け加えるだけだから」
「別に……そんな子供みたいな抵抗の仕方しない」
「さっきやだやだ言ってたのは何だったんだか」
揚げ足を取ってくる大津川にちょっとムッとしながらも
こうしてムッとできるのももう残りわずかかもしれないと思うと
胸が締め付けられた。
「あ、バングル変な色に染まってる。
余計なこと考えなくていいから。
僕にハルを傷つける意志はないって言ったでしょ」
じゃあその理由を説明してよ。
安心しろ安心しろとしか言わないで
安心なんかできっこない。
ハルはふてくされるようにアイマスクをして寝台の上に寝た。
どうやってそういう気分にさせるの……
無理やりキスとかエッチなことされても
そう簡単にそういう気分になんて――
まあ、なることはなっちゃうのかな……
ハルは自分の大津川への貪欲さに呆れた。
おそらくどんな気分の時でも、彼に虐められたら
すぐにそういう気分にさせられてしまうのだろう。
そんなことを考えていたおかげで、てっきり
そういうことをされるのかと思っていたが
彼が持ち出したのは意外にもアイマスクだった。
これで興奮を煽るつもり……?
「まあ、だいたいハルの考えている通りだよ」
大津川が読んだように言う。
「とりあえずそれ着けて仰向けになってくれる?
イヤって言うなら指示です、って付け加えるだけだから」
「別に……そんな子供みたいな抵抗の仕方しない」
「さっきやだやだ言ってたのは何だったんだか」
揚げ足を取ってくる大津川にちょっとムッとしながらも
こうしてムッとできるのももう残りわずかかもしれないと思うと
胸が締め付けられた。
「あ、バングル変な色に染まってる。
余計なこと考えなくていいから。
僕にハルを傷つける意志はないって言ったでしょ」
じゃあその理由を説明してよ。
安心しろ安心しろとしか言わないで
安心なんかできっこない。
ハルはふてくされるようにアイマスクをして寝台の上に寝た。