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優しいヒトに虐められてます。
第17章 恋人
ハルの身体は幾度となく大きな痙攣を起こした。
そのたびにきつく締めつけられ
トウキは射精しないようにするのに苦心した。

――20分後。
トウキが何とか射精をこらえたペニスを抜くと
ムワッ、と熱く淫らな空気が鼻孔を満たした。
ハルはあからさまにぐったりとしていた。
「ハァ……ハァ……」

何度突いてもハルの最奥部は感度を失わず
何回イッたか数えきれない。

だが、ここでハルに休息を与えられるほど
トウキの興奮は衰えてはいなかった。
すでに理性は性衝動に竦んで
もう取り戻せないほど遥か彼方へ追いやられている。

トウキはハルを四つん這いにしてお尻を向けさせた。
「ハル、しっかり両手で身体支えてね」
「へ……?」

トウキの言葉を認識できているのかいないのか
それすらトウキは気にする余裕がなかった。
背後から、ハルの愛液に塗れたペニスをもう一度挿入する。
すかさずハルのGスポットを突いた。

「あぁぁぁぁんッ!!」
ビクンッ、と背中を沿った。
発せられた長い喘ぎ声に
もうハルの理性は欠片も残っていなかった。

ぐちゃぐちゃと音を立てて愛液が飛び散った。
ハルはあっという間に上半身を支えられなくなって
寝袋の枕に顔をうずめた。
泣いているかのようなハルの呻きが
枕を介してくぐもった。

卑猥なポーズに恥じ入る余裕もなさそうだったが
白桃のようなつややかで丸いお尻だけは
貪欲にトウキの方へ向け続けてくれている。

そのお尻も、トウキのペニスにGスポットを突かれて
悲鳴と共に激しい痙攣を繰り返していた。
トウキはハルの股をさらにぐいっと開かせた。
プ~ン、とハルの卑猥な淫液の匂いが漂ってくる。

グチュっ、グチャっ、グチャっ……

ハルの言葉にならない喘ぎ。
淫液の独特な匂い。
そしてペニスへの激しい絡みつき。
トウキの残り少ない理性がさらにピンク色に染まっていく。
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