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第4章 ♡ la mia gattina

熱い息と共にシーツを掴めない猫の手をなんとか踏ん張らせると膣が締め付けを増したのか藤くんは苦しそうな息を吐いた。

「あっ…んん、にゃ、にゃあっ…」
「尻尾引っ張ると中、すげー締まりますね…お尻もイイんでしょ」
「にゃう…う、あっ…」

違う、とかぶりを振ると、やっぱり鈴が鳴る。ゆるゆると腰を動かしながら藤くんは尻尾を引っ張った。後孔に納まった粒のひとつが、くぷ、と出ていく瞬間に今までにない快感が身体中を駆け巡る。ふあ、と情けない声を出すと出ていったばかりの粒を押し戻された。

「あっ…に、…にゃん…ああっ…」
「エロ…やばいです、まじで、今日ちょっと治まんないかも」

尻尾から手を離し、両手でがっちり私の腰を掴むと乾いた音を大きく立てながら激しいピストンを繰り返す。肌同士がぶつかる音に混じって、結合部からの淫靡な水音と首輪からの鈴の音。聴覚をこれでもかと刺激され、羞恥で顔面の熱が増す。

「猫ちゃん、声出して」
「にゃ…にゃあ…あっ、あんっ…」

手をついていられない。上半身を伏せ、枕に顔を押し付ける。ぐり、と奥を抉られると頭の中は真っ白になった。

「にゃふ…ふっ…んあっ…」

興奮しきって箍が外れたのか藤くんは些か乱暴に腰を動かす。まずい。これはかなり気持ち良い。呼吸もままならず、ただただ快感に溺れると強く腰を打ち付けられた。収縮する膣内で彼のモノが膨らんで、どくんと脈打つ。異常なまでに長い射精が治まるとすぐさま引き抜くが、2つ目のゴムの包みを開ける音がする。

「まだ、いいですか」

ダメだと言っても、既に挿入する気満々じゃないか。枕に顔を押し付けたままこくりと頷くと私の尻だけを高く上げさせて2度目の挿入。奥に到達しただけて私は軽くイってしまう。

もっと、抱き締めて。キスをして。のろのろとベッドに片手をつき、身を捩って藤くんの方を向く。私がなにを思っているか気づいたようで腕を引いて身体をこちらへ寄せるとキスをくれた。