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淫獄家族
第1章 ー嵐の前の静けさー
夕方の6時を少し過ぎると…

「あっつーっ!!」

『ただいま』よりも外の暑さでの愚痴の言葉を吐きながら、寛が帰ってくる。

「パパ、お帰りー。」

いつものように茜は、寛に抱きつき、寛は茜を抱き上げた。

『最近の茜は、徐々に身体つきが…』

「あなた、お帰りなさい。すぐ食事になさいます?お風呂?」

茜を抱き上げたまま、

「飯。腹減った。」

と答え、茜を床に下ろす。

腕にはまだ、茜の柔らかな臀部の感触が残っていた。

いつも通りの家族団欒…

ただ、ひとつ違うのは、茜以外別の事を考えていただけ。
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