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皇帝の激しい寵愛
第4章 皇帝との出会い
『入ってもいいか』

『はい、どうぞ』

皇帝は予定通り、雪の部屋に
来た。


『そなたに聞きたい事がある。
 そなたは好(す)いている
 人はいるか?』

『えっ、そんなのいないに・・』

ちょっと待てよ
今日、皇帝が笑ってるの見て
ドキドキしなかったか?
でも、それって恋なのか?

雪が自問自答していると
皇帝は機嫌が悪くなっていた。


『いるのだな。でもそいつ
 の事は忘れてくれ。
 そなたを外に出す気はない』

『えっ、外に出す気はないって・・』

『そなたを私のものにしたいのだ』

『!?』


(私、告白された!!)

雪は驚いた。
まさか告白されるなんて。

『でも、私・・』

確かに皇帝の事は好きかも
しれない。でも、一般庶民が
結婚出来る相手ではない。

『我は本気だ。本当に好いて
 いる』

皇帝はそう言うと雪に近付い
て口づけをした。

『んんっ、こう、てい』

『皇帝ではなく、名前で
 呼んではくれないか』

『コウ、ウン?』

『そなたは、可愛い過ぎだ』

皇帝はそう言うと
また、口づけをしてきた。
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