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第23章 処分

『予定は5年なんだけど、

頼めるかな。必ず迎えにくる。

それまでは、何をしてもかまわない。』


『わかったわ、こうちゃん5年で

もし迎えに来なかったら、処分するわよ』

『わかった』

私達にその現実が訪れたのは

いきなりだった。

リビングで首輪と猿ぐつわをつけられ

ていた。

女王様のレイカ様がやってきて、

旦那様と書類のやり取りをしていた。


旦那様は現金の束を受け取っていた。

『美穂、ゆき、俺はしばらく海外で

生活する。その間、レイカさんに預ける。

今は5年後に迎えに来る契約をかわした。

もし、戻らなかった場合は処分をしても

かまわないという契約もかわしている。』


私達は何も返事するひまなく、

知らない男に、抱き抱えられ、

車に乗せられた