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一生奴隷
第28章 最終章……証明

許してくださいって叫んでもご主人様には
届かない。私はそのうち、痛みがつらいより
ご主人様に私の言葉を無視される
寂しさがつらかった。
こんなに頑張ってるのに……聞いて欲しい
抱きしめて頑張ったねって言われたい。
それを見透かされているように
『美穂は頑張ってるのにどうして?って
顔してるね……奴隷はご主人様を
喜ばすのが当たり前なのに、
美穂は自分の事ばかりだね……
まだまだ、わからないみたいだね。
美穂の身体は美穂の自由にはならない
んだよ。美穂は俺のモノなんだから、
美穂の気持ちは意味ないんだよ……』
私は言われるまで、私は褒められたいとか
優しくされたいとか、自分の事ばかりを、
考えている奴隷とは言えないってことに
やっと気がついた。

