この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name
第9章 悪夢の実像
ソウタさんと二人
お茶を飲みながら待つことさらに十数分。



この時期
気温もかなり上がってくる時間



アイル大丈夫だろうか?








ガリガリガリ…!!!

ガリガリ!!






『『??』』



店側の方から音がする



なんだ?




と、向かうソウタさんに

オレもついていく。






『お前たち…』

ソウタさんの見下ろす先…



CLOSEのかかった店のドアの前にいたのは

3匹の…アイルの連れてる犬たちだった



ソウタさんがドアを開けて
犬たちを中に入れる



マロン…ルナ…そしてモコ



カン高く、頻りに吠える犬たちは
リードをつけていない




『モコ…どうした?』



ソウタさんを見上げて
一番小さいモコが吠える

ルナがオレに気付いて
寄ってきた





なんだ?どうした?これは…


アイルは…?







『モコ…アイはどうした?』





不安をかき消すように
ソウタさんが犬に語りかける





『アイのやつ…気分でも
悪くなってるんじゃないだろうな…?』





この暑さだ、充分に考えられる







『ソウタさん…オレ、河原の方みてきます』

『あぁ…オレもすぐに追いかける』




犬たちを奥へ誘導しながら
ソウタさんが答える





なんだ?…どうなってる?

アイル…どうしたんだ?




どうにもならない焦燥感で
自然に血の気が引いて行く






オレは河原へと急いだ。






だだっ広い河原


子どもが遊んだりだとかいうことも
人通りもないに等しく


犬を連れて
ゆっくり散歩するアイルにとっては
言わば穴場だ





広い河原を良く見渡す…。





人影は…やはりない



目をこらして
くまなく見ると

…一定の場所に
目立つものがポツポツと見える




あれってもしかして…?





河原に降りて走る




ネオンカラーの
ボールやフリスビー…



これは…アイルがいつもここで
犬たちを遊ばせたり
トレーニングに使っているものではないか…?



もう少し辺りを捜す





…小さめのバックとリード…3本




無造作においている……落ちている?



これは…アイルが
散歩用に使っているバックだ






アイルは…どこだ?
/986ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ