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仮初めの恋人
第2章 私のフィアンセ~摂津凪子の依頼~
「お母さんは信じてなかったって確かめたわけじゃないんだろ?」
「そりゃそうだけど。何十年も一緒に生きてきたんだからそれくらい分かるわ。それに母子家庭で生きてきた私は小さい頃からずっと人の顔色を見て生きてきたの。冷たい親戚や蔑むクラスメイト、憐れみで優しくする教師とか……あなたには分からないでしょうけど」

男は黙って真っ直ぐに凪子の目を見詰めていた。

「なによ?」
「じゃあ今俺が何考えてるか、分かる?」

男の顔はあまり感情が読めない、少しにやけた表情を浮かべている。

「気の強い女だな。何もかも自分が正しいと思っていて、違う意見は一切受け入れない強情なヤツ。あー、早く駅に着かないかなぁ。さっさとこいつと離れたい。そんなところかしら」

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