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安田博の性犯罪録
第1章 女子大生・吉田さやか 1
さやかは、中学時代のことを思い出していた。

中学2年の春、クラス替えが行われた後1か月後くらいから、さやかは同じクラスの沢村という男子と話すようになっていた。
沢村は、バスケ部で背が高く、サラサラとした髪の毛が特徴的な美少年だった。
何よりも明るく、クラスの男子の中心的人物であり、女子からは非常にモテた。
さやかとは、特段仲良くなった切っ掛けというものはなく、ただ隣の席で何となく話をするようになっただけだった。
彼からして見れば、さやかのことは、ただの隣の席の女の子くらいにしか思っていなかったのかもしれない。
しかし、初めて仲良くなった男子、しかもクラスで人気者の美少年を、夢見がちだったさやかが好きにならないわけはなかった。

沢村と仲良くなってから、さやかは携帯電話を欲しがるようになっていた。
もちろん沢村と会話するためであったが、厳格な彼女の父親がそれを許すわけもなく、中学卒業まで携帯電話を買ってもらえなかった。
さやかは仕方なく、家族共用のパソコンにメッセージアプリをインストールし、深夜に両親の目を盗んで沢村と会話していた。

ネットを通して会話するうちに、二人の会話はどんどん混み入った領域に入っていった。
最初はクラスの噂話が中心だったが、そのうちに二人の共通の、一番の関心事である性的な話題に話は移っていった。
セックスをするときはこうしたい、とか自慰はこうやっている、といった絶対に両親には見せられない内容ばかりだった。さやかは、自分の中に性欲というものが存在することをしっかりと認識し始めていた。


学校では、二人はそのような会話はしなかった。
沢村も学校では当たり障りのない会話しか振らなかったし、さやかは直接面とむかってそんなことが話せるほど男に免疫ができていなかった。
そして数か月間ほど、この関係は続いた。


中学2年の秋、夏休みが終わって1か月くらいしたくらいしたころ、二人に事件がおきた。


さやかはその日、大会近くのせいで吹奏楽部の練習が長引き、夜遅くまで残っていた。
沢村も偶然バスケ部の練習で遅くなり、夜遅くまで部室に残っていた。
二人とも普段ならばそのまま部室から部の友達同士で帰るのだが、この日はたまたま偶然、二人ともいったん一人で教室に戻ったのだった。
そして、二人は誰もいない夜の教室で鉢合わせをした。





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