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安田博の性犯罪録
第1章 女子大生・吉田さやか 1
さやかはこの時やっと安田の目的を理解した。
拘束されてから解かれるまで自分がなぜこんなことをされているのか理解していなかった。
人に恨まれる覚えなどまったくない。
もしかしたら人違いで名前を言ったら出て行ってくれるのでは、とまで思っていた。


さやかは自分にこれから起こるであろうことを悟り、止まっていた涙がまた出始めた。
しかし抵抗する気は全く起きない。初めて感じた死の恐怖に対して、ただ怯える以外のことを知らなかった。


「早くしろ」


安田は言い放つ。しばらく体育座りのまますすり泣いた後、
さやかはのそのそと立ち上がって灰色のジャージを脱いだ。
前かがみになって、薄ピンク色のパンツを両手で隠す。拘束の後が赤くなって痛々しい。


「上もだ」


さやかは素直に従って、上の白いTシャツを脱いだ。
真っ白なブラジャーと、それに包まれた白い大きな胸が顔を出す。
Tシャツを床にそっと置いたあと、股を右手で、胸を左手で隠した。


「おい隠すな」


さやかはその声に諦めたように手を下す。満足した安田はさやかの下着姿をじっくりと観察した。
顔と同じように体も真っ白で綺麗な肌をしている。無駄毛もない。
ブラジャー越しからわかるつんと張った胸。所在なさげに両脇に置かれた細い腕。
ふるふると震える白い太もも。薄ピンク色のパンツから見えるシワ。
女の裸体を何年も見ていなかった安田を興奮させるのには、さやかの体は十分すぎるほどだった。


「おい、さやかちゃん…乳は何カップだ?」


安田は今すぐむしゃぶりつきたい衝動を抑え、出来る限り下品ににやけながら言った。


「D…です」


Dか…。ちょうどいい大きさだ。安田は思った。
ブラジャー越しのさやかの胸を嘗め回すように見る。
俯きながらすすり泣くさやかの大きな胸は、安田の加虐心と性欲を揺さぶった。
そこで安田は下衆なことを思いついた。


「よし、確認するからブラジャーをよこせ」


安田は手を前に出してそう言った。

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