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恋人上司と秘密の甘い夜
第1章 恋

そんな疑問を抱いたけど、ボーリングをすればそっちの方に夢中になって忘れていた。

3ゲームやって全て私のスコアが上の結果で終わり、後藤さんは悔しそうだった。

「梨木さん……なかなかやるな」

「これでも大学時代はボーリングサークルに入っていたんですよ」

「なるほど。だからあんなに上手いのかー」

そう言って笑った後藤さんは使い捨てお絞りを取って手を綺麗に拭いていた。

「いえいえ、調子悪い時は悪いですし。今日はたまたま良かっただけですよ」

「いや、上手かった。今度から教えてもらうか梨木先生」

「あははっ、先生なんて呼ばれるにはまだ早いですよ」

最近友達とも遊んでなかったから久しぶりに楽しい気分だ。……来て良かった。


「梨木さんも普通に笑うんだな」

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