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恋人上司と秘密の甘い夜
第10章 【バレンタイン特別ストーリー】ビターを甘くして
「私もあげようと思ったけどやっぱりあげません」
「どうしてだ……?それを楽しみに帰ってきたというのに……!」
機嫌を悪くした私は床に紙袋を置いて膝を付き、除菌シートでテーブルを拭いた。
大体、台拭きを使えばいいのにどうしていつも除菌シートで拭かせるんだか。
家計を圧迫してると言うのに、柊二さんは気付かないんだから…!
些細なことにイラつき始めた時、息子がこちらへ走ってきた。
「お父ちゃん帰ってきたのー?チョロ〇で一緒に遊んでぇー」