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恋人上司と秘密の甘い夜
第2章 悩み
なにか不味いことを言ってしまっただろうか……。
まさか私の言葉が足りなかった?
いや、かなり年下のくせに友達感覚みたいで馴れ馴れしい奴だとか思われたかもしれない。
不安になっていると後藤さんは周囲をキョロキョロと入念に見渡してから私の方を向いた。
「じゃあ、……付き合うか?」
「ご飯にでも行くんですか?」
「そういう意味じゃない。男と女として交際すると言う意味だ」
「こっ、交際!?」
付き合う……!?私と後藤さんが……?
告白されているということに気づいてから顔が一気に熱くなって混乱してしまう。
有り得ない。こんな出来損ないの新社会人を恋人として選ぶなんて……。
「……そこまで無理しなくていいですよ」
付き合って欲しいという意味で仲良くなりたいと言ったわけじゃないのに何故そうなるのかが不思議だ。
いい人だなと思っていたから嬉しいけど……。