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恋人上司と秘密の甘い夜
第3章 彼
風呂場の前まで連れて来られて、シャツのボタンを外し始めたところをじーっと後藤さんに見られる。
「はっ…、恥ずかしいので、先に入っててください」
パンツだけは……
「俺が脱がしちゃダメか?」
「だめです」
パンツだけは……!!
「梨木さんはここまでもガード固いんだな」
フッと意地悪そうに笑って、私がいるにもかかわらず普通に脱いで裸になり私より先に風呂場に行った。
後藤さんの隠されていた肌を初めて見て、鼓動がまた早くなる。
「―――!!」
なんて、大胆な……。
顔が熱くて熱くてたまらない。
こんなに熱くなったのは、インフルエンザになって高熱を出した時以来だ。