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恋人上司と秘密の甘い夜
第4章 理由
向こうでの会話が気になってしまい、ラベルを貼る手が震えた。
忙しそうに仕事をしていた後藤さんが足を止めて話している。
不安になった私は聞き耳を立てた。
「すごい元気です。柊二さんこそ忙しくないですか?新しく入った子の面倒も見てるんですよね」
「ああ。しっかりやってくれるから問題ない」
後藤さん…………。
「柊二さんの異常なほどの綺麗好きドン引きされませんでした?」
「彼女は花菜ちゃんとは違うぞ」
「えー!後藤さんったら相変わらずわたしには意地悪ですね」
野仲さんは笑いながら後藤さんの腕に触れた。