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恋人上司と秘密の甘い夜
第4章 理由
ずっとトイレに籠っているわけにもいかず、少し時間が経った後にデスクに戻る。
「梨木さん大丈夫?お腹でも壊したの?」
椅子に座ると、飯近さんが心配そうに声を掛けてきた。
後藤さんも自分のデスクで仕事をしているから、野仲さんは帰ったのだろう。
「あはは……。ちょっと……。でも大丈夫です」
「無理しなくていいからね~。休憩室で休んできてもいいのよ」
「じゃあ、ちょっと休ませてもらいます……」
「いってらっしゃい」
お腹は痛くないけど、気分は悪い。
ここは素直に甘えて、畳のある休憩室へ行って足を延ばすことにした。