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恋人上司と秘密の甘い夜
第5章 秘密
汗でシーツが汚れることも気にせず、ベッドに横になる。
職場では真面目な彼の油断のある姿をじっと眺めてこの幸せな時間に浸っていた。
今日はお風呂に入るのだろうか。
たくさん汗をかいたから今日は入りそうな予感。
手のひらを見るとしわしわになっている指先。
これがまたしわしわになるのか……。
「後藤さん」
「なんだ?」
「どうしてそんなに潔癖症なんですか?」
前からずっと気になっていたことをふと口走る。
すると緩んでいた顔をしていた後藤さんは表情を曇らせてから重たそうに口を開いた。
「それは、……結構前にある病気になったせいだ」