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運命の人
第18章 帰省
クリスマスも終わり、もうすぐ年末になる

今年は、健人の実家で過ごすようにお義母さんに言われた

海人に会うのが楽しみで仕方ないらしい

健人は行くのを渋っていたが、お義母さんには負けたようだ

年始は、私の実家で過ごすからと、滞在を短くしようとしていた

拓人達が来てから1ヶ月になる

あれ以来、健人はイライラしているように見える

変わらない感じの生活に表面上は見える

話かけてくる感じも、変わらない。。。

ただ、探りをいれられているように感じるのは、私の気のせいだろうか。。。?

きっと、気のせいではないだろう。。。

最近は、毎日のように、求めてはくるけど、海人の夜泣きがひどくて中断してしまうことも多く、少し距離が開いたみたいだった

そんな中で、帰省の話が出たから気が気じゃない。。。

年末の手伝いから、買い出しなどを手伝ってほしいと言われている

健人は、海人優先だからと断ると海人はお義姉さんが子供達と見るという

健人が私に、何度も言い聞かせるように話してきた


「絶対に俺から離れるな?」


「それは、無理じゃない?」


「ダメだ。。。敵は近くにいるからな。。。」


「敵って。。。ふふっ。。。変なの?」


笑ってごまかそうとするが、許してくれない目で私を見る


「ダメだからな?いい?」


真面目な顔が近づいて見ている


「じゃあ、ちゃんと健人が見張っててよ。。。?」


「了解」


髪をくしゃっとさわる

健人は、いつも私をドキドキさせるのに。。。

どうして私は拓人にもドキドキしてしまうんだろう。。。

優しくおでこにキスしてくる健人にドキドキする

唇が指でなぞられる


「健人。。。?」


「ん?」


「海人がめっちゃ見てる。。。」


「げ。。。」


まっすぐに、私達を真顔で見ている海人が視界に入る


健人が私から離れて海人を抱き上げていく


「お前は邪魔ばっかりするなあ?」


クスクス笑いながら、海人とじゃれあう健人を見る

海人は健人にそっくりな笑顔で笑っていた


「美海?海人がお腹すいたみたいだよ?」


二人が私を見ると、幸せなんだろうと感じた


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