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運命の人
第18章 帰省
「怒ってないよ?

ただ、臭いはやっぱり嫌いだわ。。。」


黙って洗い物を続けていく


「母さんは?」


「疲れたから、戻られたわよ。。。」


「珍しいな。。。」


「ねえ?お義母さん、疲れてるみたいだったよ?

お義姉さん、何もしないし?」


「まあ、仕方がないだろ?

俺は自由にしたいし、母さんは同居してほしいんだし、だからアイツには何も言えないな。。。

しばらくは、母さんも楽できるだろ。。。?

家政婦の美海さんが来たからな?」


ケラケラ笑いながら、いすに座っていく


「家政婦じゃないわよっ?

拓人も、自分のことくらい自分でしなさいよっ」


洗い物が終わり振り向くと、勝手に料理を食べている


「誰が食べていいって言った?」


「美海の料理、おいしいよ?」


「何も食べてないの?」


「まあな?今日は負けてもないが、勝ってもいないな。。。?」


「はあっ。。。相変わらずバカなのね?」

ため息が出る


「でも、不思議なの。。。

あんなに、拓人がパチンコに行くのが嫌だったのに。。。

彼女でも、妻でもないと、腹ただしく思わないものなのね。。。

逆に、ご飯食べてないんじゃないかとか心配しているバカな私がいたわ。。。」


きれいに食べられていくお皿を見ながら話していると、私の髪を撫でながら見てくる


「美海。。。ごちそうさま

美味しかったよ?

明日も楽しみにしてる。。。

お疲れさま。。。」


この人は、ズルい。。。

私の喜ぶツボを知っている

何てズルいんだろう。。。

見つめ合うと目が反らせなくなる

吸い込まれそうになった時、お風呂場から声が聞こえた


「美海ー?海人出すよ?」


ふと、体がビクッと反応する


「はーい、今行くー」


バスタオルを持って、拓人の視界から逃げた

海人をふきながら、着替えさせていくと、いつの間にか出てきた健人が拓人に気づいて話している


「もう、帰ってきたの?」


「悪いかよ?」


二人でビールを飲んでいるのを見ると、兄弟なんだなあと思い知らされる

海人の髪を乾かしていると、この場所にいるのが不釣り合いに見える

笑う海人に癒されながら、抱きしめていく


大丈夫。。。

あと3日。。。

乗り越えられる。。。
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