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第2章 デート

「っ。。。ズルいな？」


笑いかけると、笑いかけてくれる

夢の中にいたような時間が終わると、途端に寂しくなる

連絡先を交換して別れて家に帰ると、まだ浮かれている私は自然に笑みがこぼれてしまう


「ただいま。。。」


旦那が帰ってきたのにも気づかないで、口ずさみながら、料理している私に、後ろから、抱きついてきた


「ご機嫌だな？」


「っ。。。おかえり？」


抱きしめられている状況がよくわからなくて振り向けない。。。


「危ないよ？」


包丁を握る私を抱きしめてくる樹に、話しかける


「何か違う匂いがする。。。？」


「そう？」


健人に何度も抱きしめられて、健人の匂いがついたのだろうか。。。？

首筋をクンクン匂いを嗅いでくる旦那に、ドキドキする


「つ。。。やめて。。。？ぅんんっ。。。」


「美海。。。愛してる。。。」


「へ？」


「何、その返事。。。？」


「だって。。。？初めてじゃない。。。？」


「そう？」


手が胸を擦りながら、首筋の匂いを嗅いでくる


「はあっ。。。嫌。。。」


健人に擦られた感触が残っていて、体が反応してしまう


「美海。。。いい？」


スカートが捲られて下着の隙間から指が入ってくる

昼間、健人に逢っている間から、ずっと濡れていた


「美海。。。すごい。。。」


指が入ってくるのに感じてしまう


「美海。。。教えて？

どこが気持ちいいの？」


そんなこと、聞かれても言えるわけない

熱い体が反応している

もっと感じたい。。。

自分の手を伸ばしていく

クリトリスを擦りながら、樹の出入りする指に合わせて腰を揺らしていく


「ぁあんっ。。。指。。。もっと優しく動かして？」


「美海。。。？」


冷めた感じで名前を呼ばれて、我にかえる

一気に体が冷めていく

樹が離れていくのがわかった

嫌われたかな。。。？

嫌われてもいいと思ってたのに、意外に傷ついた私に、驚いた

リビングのソファーに座る旦那を見る

無言でタバコを吸う旦那を見ると、冷たい目をしていた