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運命の人
第2章 デート
口に出しはいけないとわかっているのに。。。

まだ、出逢って2日目なのに。。。

心は奪われていた

もう、目が離せない。。。

健人の瞳に吸い込まれていく


「っ。。。本当?」


好きだと言ってしまった私を驚いた目で聞いてくる


「ぅ。。。ダメなのに。。。ごめんなさい

好き。。。」


ギュッと抱きしめられて、膝に乗せられていく

近い。。。

近くで見ると、健人はやっぱりカッコいい。。。

唇をきれいな指がなぞってくる


「キスしていい?」


どちらからともなく、キスしていく

お互いを求めているキスだ

声が漏れてしまうのが抑えられない

カラオケボックスにいるのを忘れてしまう。。。

体が求めているのがわかる

手がワンピースを這ってくる


「ぁうっ。。。ぁあんっ。。。」


こんなに甘い声を出すのも、初めてで恥ずかしい


「美海。。。かわいい。。。」


手が離れて、抱きしめられて聞いてくる


「続き、家でする?」


「っ。。。ごめん。。。今日はダメ。。。」


髪を撫でながら見る瞳が揺れている


「わかった。。。

ゆっくり待つよ。。。?

帰ろうか?」


笑いかける健人に抱きついていく


「もう少しだけ。。。いい?」


「抑えられなくなるんだけど?」


「抱きついてると、安心するの。。。」


髪を撫でながら抱きしめてくれる

もう、心は健人が好きだ。。。

でも、私は結婚している

旦那がいて、その旦那の奥さんなんだ。。。

何で、私は結婚しているんだろう。。。?

結婚していなかったら、健人と手をつないで歩けるのに。。。?

カラオケボックスを出て、隣を歩いて行く健人を見る


「ん?

どうした?」


「健人の顔ってきれいだよなって?」


「美海の方がきれいだよ?」


女慣れしてる台詞にドキドキしっぱなしだ

嫌だったはずなのに。。。


「美海、こっち。。。」


いつも通る道じゃない道に歩いて行く

ふいに、手をつないで歩いて行く


「大丈夫だよ。。。

この通りは人があまり来ないから。。。?」


「っ。。。健人?」


つないでいた手を引いて顔が下を向いた隙にキスした



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