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運命の人
第22章 同窓会
健人を睨むと、私を無理やり引っ張っていく

個室のトイレに私を入れていくと、壁に追いやる


「話しよう?」


「っ。。。でも。。。ここはマズイよ。。。?」


「なら、何で逃げた?」


健人の顔が近い。。。

逃げられなくて、俯いていく


「美海。。。話しよう?」


「っ。。。わかったわよ。。。で?」


健人を睨むと、私の腕を無理やり掴んで壁に押しやってくる


「ちゃんと聞けよ。。。?

何で、逃げた?」


「逃げてない。。。

見たくなかっただけ。。。」


涙がポロポロ流れていく


「私以外の女に、優しくさわらないでよ。。。

私以外に頭を撫でないで。。。」


涙が勝手に流れていくのを健人が舐めてくる


「美海。。。?泣くなよ。。。?

誤解だって。。。?」


私の髪を、あの女にしていたみたいに撫でながら、抱きしめてくる


「あの女、見覚えない?」


不意に聞かれても、わからない。。。


「兄貴。。。

拓人のずっとセフレの女は誰か、知ってる。。。?」


健人が私をいじわるに見る


「それって。。。?

ずっと1番の女。。。?

私と付き合う前からずっと1番の女のこと。。。?」


「美海の1番よく知ってる女だよ?

20年も気づかない美海は、バカだな。。。?」


「っ。。。誰か知ってるの?」


泣きながら健人を見ると、泣きそうな瞳が私を見る


「1番、仲のいい女。。。誰かわかるよな?」


「愛。。。?」


愛ちゃんは、幼なじみだ

ずっと一緒にいた

幼稚園からずっと。。。

高校も大学も会社も同じだった。。。

ずっと一緒にいた。。。

拓人のことで泣いている時も、ずっと一緒にいた。。。


「どうして。。。?」


「あの女は、美海を愛してる。。。

美海を愛しすぎていて、執着しすぎてる。。。

20年も、美海に間違っても告白しないように、兄貴とセフレでいる。。。」


「嘘。。。

嘘言わないでよっ。。。?

さっきまで、一緒にいたわ。。。

愛は、いつもの愛だった。。。」


「俺といた女は愛の妹だ。。。

愛に頼まれて、俺を誘惑に来たらしい。。。



兄貴とキスしている美海の写真を見せて、脅してきた。。。



兄貴とキスした?」







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