この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
運命の人
第26章 心の行方
外を見ると、誠さんが入って来るのが見える

まるで、直樹さんが帰ったのを見計らうかのようだ

詩織さんが、海人をギュウっと抱きしめると、笑う


「抱きしめてほしいくらいに寂しくて堪らない日は、自分で自分を抱きしめてたの。。。

赤ちゃんがいるっていいよね。。。

温かさを分けてもらえる。。。

美海ちゃんは幸せね。。。」


海人を抱いて、誠さんに近づいて行く


「また、仕事サボってコーヒー飲みにきたの?」


「今日は、仕事早く終わったんだ

あれ?海人くん?

美海ちゃん、来てるんだ?

詩織、かして?」


海人を抱き上げていく誠さんは、嬉しそうだ


「赤ちゃん、かわいいよなあ?」


「そうね。。。?」


「もう1人欲しくなった?」


誠さんが、優しく詩織さんの手を握っていく


「残念。。。欲しくはならないかな?

ふふっ」


握られた手に絡ませて笑う詩織さんが、誠さんに何か囁いている


私の方を見ると、呼んでいる


「美海ちゃん、送るわ。。。

誠が車で、乗せてくれるから、帰りましょう?

私も一緒に帰るから?」


また会う約束して、送ってもらった

誠さんは詩織さんだけ見ている

家に入ると、まだ家の裏から動いていかない二人の車の中が見える


優しく笑う誠さんが話しているのが、車内の窓が開いているので、かすかに聞こえてくる


「詩織、海人くんの甘い匂いがする。。。」


ふわっと抱きしめてキスしていく

直樹さんのキスとは違う、優しく強引なキスにドキドキする


「なあ?

子供。。。欲しくなった?」


「っ。。。ならないよ。。。?」


「じゃあ、エッチなことは?したくない。。。?」


手が胸を包んでいるのが見える


え。。。?ここでするの。。。?


スカートに手が伸びるのが見える


「今日、アイツ来た?」


誠さんから出たアイツは、直樹さんのことだろう。。。


「陸に聞いて、知ってるんでしょう?

来たわよ。。。」


「相変わらず、ムカつく。。。

さわられたりしてないだろうな?」


「さあね?」


妖艶な顔の詩織にキスしていくと、車が動き出して去っていった
/350ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ