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運命の人
第4章 図書館
次の日の朝も何もなかったことには出来ない私達は、気まづいまま、樹は会社に出かけた

図書館に行くと、いつも通りの日常があった

書庫で、返却された本を戻していく

今日は手の届く棚ばかりだ

最後の本を、棚に差し込むと、棚の向こうから名前を呼ばれた


「美海。。。」


覗いてみると、健人が向こうの棚から手を伸ばしてくる

手を伸ばしていくと、手を繋がれていく

誰からも見えないやりとりは、ドキドキする


「そっちに、行っていい?」


「ダメ。。。」


「何で?」


「っ。。。手を繋がれたままがいい。。。から」


ギュッと手を繋がれていく

「抱きしめたいくらい、かわいいこと言うな。。。」


ふいに、手が離れて寂しくなると後ろから抱きしめられていく

手を絡めて繋がれたまま、抱きしめられていると、安心していく


「美海。。。?

美海の匂い、安心する。。。」


「私も、健人の匂い、安心する。。。」


健人がクスクス笑いながら、首筋にキスしてくる


「逢いたかった?」


「んっ。。。逢いたかった。。。」


「素直だな。。。嬉しい。。。」


耳元で囁きながら、舌が入ってくる


「やんっ。。。ダメ。。。」


ふれられると、体が熱いのに、耳まで攻められたら、立っていられなくなる


「ん?

だって、耳弱いだろ?いじめたくなる。。。」


「ぁうっ。。。んんっ。。。」


「美海。。。声が漏れてるよ?」


指が耳に差し込まれて、くちゅくちゅ音が聞こえる

きれいな指が耳に入ってると思うだけで、体が反応していく

「美海。。。キスしたい

こっち見て?」


顔を振り向くと唇が重なっていく

健人のキスは、ドキドキする

夢中になりながら、キスしていると、手が伸びてくる

ブラウスのボタンが2つ外れて、ブラジャーの上から胸を擦る

頭の中は、健人しかなかった

健人に抱かれたい。。。

欲求のままに、体を預けていく

スカートが捲れてストッキングの上から指がなぞってくる

健人のきれいな指がなぞっている。。。


「美海。。。ストッキングの上からも、わかるよ。。。」


「ぁあんっ。。。んんっ」




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